何かいい方法ないのかな?
プライオリティパスがあれば、国際線で豪華なラウンジに入ることができますが、やはり高めの年会費がネックになってきますよね。
しかし、世の中にはプライオリティパスを無料発行できるお得なクレジットカードが存在し、正規でプライオリティパスを申し込むより、大幅に費用を抑えることができるのです。
そこで、当記事ではプライオリティパスに対する基礎知識とプライオリティパスを無料発行できるクレジットカードについて詳しく解説していきます。
Contents
プライオリティパスとは?
プライオリティパスを保有していると、世界130ヵ国500都市1000ヵ所以上の国際線での空港ラウンジを利用することができます。
プライオリティパスで利用できる空港ラウンジについて説明すると、飛行機に搭乗するまでの間、アルコールを含む飲み物や軽食、新聞や雑誌などを楽しみながら快適なソファでゆっくり過ごせるスペースです。
しかも、ラウンジに入室後は、飲み物や軽食などは全て無料で一切料金はかかりませんし、ラウンジによってはシャワールームや仮眠室まで完備されていることがあるのです。
こんなにも快適な空間ですから、一度利用すれば何度でも利用したくなるはずですよ。
空港ラウンジの種類
ここで空港ラウンジの種類について解説すると、以下のように大きくわけて3つの種類に分類できます。
空港ラウンジの種類
- クレジットカード会社が運営するラウンジ
- 空港が運営するラウンジ
- 航空会社が運営するラウンジ
まず、1.と2.のラウンジについては、入室条件が緩く、ゴールドカードさえ保有していれば無料で入れてしまうのですが、その分、提供されるサービスは無料ソフトドリンク、新聞、座れるスペースなど必要最低限のものになってしまいます。
今まで「ラウンジを使ったことがあるけど全然大したことなかったよ。」なんて思っている方がいたら、ほとんどはこの1.と2.のラウンジでしょう。
それに対して、3.のラウンジは本来、航空会社が顧客に対して提供するラウンジであり、利用するラウンジの航空会社の上級会員であったり、ビジネスクラス・ファーストクラス搭乗者など無料で入室するのは厳しい条件がありますが、1.と2.のラウンジと比べるとかわいそうなほどサービスレベルが高く、提供されるアルコールを含む飲み物や軽食なども豪華です。
そして、プライオリティパスの素晴らしいところは、この3.のラウンジが利用できてしまうことなのです。
プライオリティパスで利用できる空港ラウンジを調べるには?
ただし、3.の「航空会社が運営するラウンジ」をプライオリティパスで利用できるといっても、国際線に限られますし、さらにその中でプライオリティパスと提携しているラウンジに限られます。
プライオリティパスを利用できる日本の空港ラウンジは以下の5ヵ所になります。
日本で利用できる空港ラウンジ
- 成田国際空港(第1ターミナル):T.E.Iラウンジ IASSエグゼクティブラウンジ KALラウンジ
- 成田国際空港(第2ターミナル): T.E.Iラウンジ IASSエグゼクティブラウンジ
- 中部国際空港:KAL LOUNGE STAR ALLIANCE LOUNGE
- 関西国際空港:KAL BUSINESS CLASS LOUNGE
- 福岡空港:KAL LOUNGE
残念ながら、東京国際空港(羽田空港)にはプライオリティパスで利用できるラウンジはありませんし、JAL(日本航空)のサクララウンジやANA(全日本空輸)のANAラウンジも利用できません。
しかし、やはりプライオリティパスを保有していれば、世界130ヵ国500都市1000ヵ所以上の国際線での空港ラウンジを利用することができるので、メリットは非常に高いですよ。
その他のラウンジについて調べてみたい方は、以下のプライオリティパス公式サイトで検索することができます。
プライオリティパスの会員ランクとは?
今まで解説してきたように、非常に魅力的なプライオリティパスですが、やはり無料でというわけにはいきません。
以下のように正式なルートでプライオリティパスを申し込むと、会員ランクによって年会費やラウンジ利用料金が発生するのです。
プライオリティパス会員ランク
会員ランク | 年会費 | ラウンジ利用料金 | 同伴者 |
---|---|---|---|
スタンダード | 99ドル | 27ドル | 27ドル |
スタンダード・プラス | 249ドル | 27ドル (※10回まで無料) |
27ドル |
プレステージ | 399ドル | 無料 | 27ドル |
ラウンジ利用料金が無制限で無料になる「プレステージ」だと年会費が399ドルとなり、日本円に換算すると40000円以上の出費になってしまいますね。
また、一つ下の会員ランクの「スタンダード・プラス」だと年会費が249ドルで10回までは無料なのですが、意外とすぐに回数を消化してしまう場合もあり得ます。
例えば、日本-中東-ヨーロッパなど直行便よりも、どこかのハブ空港を経由して目的地に向かう乗継便の方が航空券の代金が安くなることがあるんですよね。
この場合、日本、中東、ヨーロッパでそれぞれラウンジを利用すると、往復で6回ラウンジを利用することになってしまいます。
お金に余裕があれば、何も考えずに「プレステージ」を選べばいいのですが、もっとお得なプランがあればと考えてしまいますよね。
プライオリティパスを無料発行できる方法とは?
実は正規でプライオリティパスを申し込みをするより、お得な方法があるんです。
世の中にはプライオリティパスと提携したクレジットカードが存在し、プライオリティパスを無料で発行することができるんです。
対象となるクレジットカードはプラチナカード以上のランクになるので、クレジットカードの年会費が発せしてしまいますが、それでもプライオリティパスの「プレステージ」の399ドルよりは安く、中には10800円の年会費で済んでしまうクレジットカードもあるのです。
また、プラチナカード以上ということはゴールドカードよりランクが高いということであり、国内線での「クレジットカード会社が運営するラウンジ」や「空港が運営するラウンジ」も問題なく無料で入ることができます。
ただ、プライオリティパスが無料発行できるクレジットカードは50枚以上にものぼりますので、どれを選んだらいいのか迷ってしまうと思います。
そこで、当記事でおすすめするクレジットカードを3枚に絞り詳しく解説していきますね。
プライオリティパスが無料発行できるおすすめのクレジットカード
プライオリティパスが無料発行できるおすすめのクレジットカードを3枚に絞ると以下のようになります。
やはり、どのクレジットカードでも正規にプライオリティパスの「プレステージ」を申し込むよりお得ですね。
プライオリティパスが無料発行できるおすすめのクレジットカード
カード名 | 本会員 年会費 |
会員ランク | ラウンジ 同伴者 |
家族会員 年会費 |
家族会員 PP発行 |
---|---|---|---|---|---|
楽天プラミアムカード | 10800円 | プレステージ | 3240円 | 540円 | × |
MUFGカード・ プラチナ・ アメリカン・ エキスプレス・ カード |
21600円 | プレステージ | 2160円 | 3240円 (1人目は無料) |
〇 |
JCBプラチナカード | 27000円 | プレステージ | 2160円 | 3240円 (1人目は無料) |
× |
楽天プラミアムカード
コストの安さで選ぶなら、「楽天プレミアムカード」です。
年会費は10800円なので、正規で申し込むプライオリティパスの「プレステージ」の年会費399ドルに比べると1/4以下のコストになります。
MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
夫婦など2人以上の家族なら「MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」がおすすめです。
家族カードの年会費が無料なうえ、家族カードでもプライオリティパスを無料発行できるので、例えば夫婦だとしたら、夫が本会員、妻が家族会員になりそれぞれプライオリティパスを発行すれば、一人当たりの費用は10800円となり楽天プレミアムカードと同じ金額になります。
さらに、子供など同伴者がいる場合は、楽天プレミアムカードの同伴料金3240円より安い2160円で入ることができるのでお得になります。
JCBプラチナ
実際のところ、先程挙げた2枚のクレジットカードの方がプライオリティパスのプレステージのみを考えればコストは安いのですが、当サイト管理人は「JCBプラチナ」を保有しています。
なぜなら、「JCBプラチナ」でも、年会費が高い分、コンシェルジュサービスや有名レストランで1名分が無料になるグルメベナフィットなど手厚いサービスを受けることができるのですが、もう一つ上のクラスの「JCB THE CLASS」と言うブラックカードを狙っているからなんです。
「JCB THE CLASS」は直接申し込むことができず、「JCBプラチナ」や「JCBゴールド」をひたすら利用してクレジットヒストリーを積むことで、「JCB THE CLASS」の招待状が送られてくる仕組みです。
「JCB THE CLASS」については後々詳しく解説できればと思いますが、このように自分で使いたいクレジットカードの中にプライオリティパスを無料発行できるのであれば、わざわざプライオリティパスのために他のクレジットカードを発行する必要はないので、よりコストを抑えることができますよね。
その他にもプライオリティパスを発行できる方法はあるのか?
なお、クレジットカード以外にもJALマイレージバンクの会員であれば、40000マイルで1年間有効のプライオリティパスの「プレステージ」を取得することができます。
ただし、一般に1マイル=2円以上の価値があるので、費用としては80000円以上の出費になってしまい、正規で申し込むプレステージの399ドルより損をしてしまうので注意してください。
プライオリティパスの注意点
プライオリティパスについての注意点についてまとめてみました。案外見逃しやすい点ですので、しっかり確認してくださいね。
提携クレジットカードでもプライオリティパスの発行手続きをする必要がある
プライオリティパスと提携しているクレジットカードを発行したからといって、自動的にプライオリティパスも発行されるわけではありませんので、自分で手続きをする必要があります。
その際、中には勘違いしてプライオリティ公式サイトから申し込み手続きをしてしまう方もいるようですが、この場合正規のルートになってしまいます。
実際は、クレジットカード会社によって手続き方法が異なりますのでご注意くださいね。
また、プライオリティパスの有効期限は1年間になっているので、延長して使用したい場合は、再度手続きをする必要があります。
もちろん、今回紹介したクレジットカードであれば、さらに追加料金が発生することはないので安心してくださいね。
子供のラウンジ利用料金は?
家族での海外旅行であれば、子供にラウンジ利用料金が発生するのかは気になりますよね。
ただ、本当にラウンジによって無料で入れる年齢条件が異なるので、事前に利用予定のラウンジ情報を調べておく必要があります。
プライオリティ公式サイトでもプライオリティパスで利用できるラウンジの詳細情報を確認することはできますが、次で説明するプライオリティパス・アプリが便利ですよ。
プライオリティパス・アプリをダウンロードしよう
残念ながらプライオリティパスを持っていたとしても、全ての空港ラウンジを利用できるわけではないので、事前にラウンジ情報を調べておく必要があります。
そんな時に便利なのが、「プライオリティパス・アプリ」になります。
以下のリンクから、アプリケーションソフトをダウンロードすることが可能です。
Google play
App Store
BlackBerryWorld
さらに、ラウンジによってはデジタル会員証として使用でき、カードタイプのプライオリティパスを持参しなくてもいい場合があるようです。
まとめ
最後に要点をまとめてみます。
- プライオリティパスがあれば、国際線で通常は入れない「航空会社が運営するラウンジ」に入れる
- 正規に申し込むより、プライオリティパスと提携したクレジットカードを発行する方がお得
- プライオリティパスで利用できるラウンジの詳細情報を探すには、プライオリティパス・アプリが便利
正規でプライオリティパスを申し込むより、プライオリティパスと提携したクレジットカードを申し込んだ方がいいという何とも不思議なシステムですが、当記事で紹介したクレジットカードであれば、お得にプライオリティパスが入手できますので、ぜひ検討してみて下さいね。

主な特徴 |
|
---|---|
年会費 | 無料 |
国際ブランド | VISA/MasterCard/JCB |
ポイント基本還元率 | 1% |
海外ショッピング 実質手数料 |
VISA/MasterCard:0.63% JCB:0.6% |
為替レート | VISA/MasterCard/JCBの各レート |
総合評価 | ![]() |